たんたんと。ITALIA。

イタリアでのあれこれ、興味あるものを淡々と綴ります。国際結婚のリアルな心情も。

解決策はどこに転がっているのか。

こちらの空気感に溶け込めそうっていう感覚の細い細い糸を引いてるって思う瞬間があるにはあるんですが、

すぐにその細い糸が手から離れてしまって、

一瞬で遠くに去っていってしまうんですよね。

そうなると、頭は思考をぐるぐるとし始めて。

外国人だって、同じ人間なんですけど、

私だけでしょうか、

なぜか劣等感を感じるというか、なんか小さく感じてしまうんですけど。

それって、日本が明治に西洋の国、文化を進んでると思って、真似して、

日本より発展してるのは向こうの国だ、って言う教育というか歴史の勉強というか

そういう価値観の下に長年置かれていたっていうこととも関係してると思うんですよね。

もちろん自信のなさもありますが。

仕事とか家族とか人生の価値観で、イタリア人とは結構なずれを感じるんですけど、

ここの国の人はそういう考え方の人が多いから、少数派の日本人の価値観はなかなか食いこめない。

そういう時に、いやこういうことの方がいいよ。とか、人間はこうあるべきなんだ。とか、そんな生き方は人間らしくないよ。とか言われると、

余裕がない人間は、また語学力が足りない人間は、苦笑いをするしかないんです。

社会的な笑顔って、人間が生まれて社会の荒波の中で生きるために培う必要な能力だと思ってるんですけど、

ちょいと今はお休みしたいんですよね。

でも、空虚な時間を過ごすのも良くないと思うし。

どうすればいいんだろう。難しいな。