たんたんと。ITALIA。

イタリアでのあれこれ、興味あるものを淡々と綴ります。

サンマルコ寺院。

Basilica di San Marco 

ヴェネツィアに旅行に行けばほとんどの人が訪れるであろう、サンマルコ寺院に行って参りました。

ビザンティン様式で建てられたこの大聖堂は、外観を見てもわかるように、西洋のロマネスク様式とイスラム教的な美術様式が入り混じっていて、とても特徴的です。

中に入っても、イスラム的な様式を感じられ、壁一面が金で塗られています。

中に踏み入れた瞬間に当時のヴェネツィアの圧倒的な権力、財力を感じさせ、ここが非常に重要な場所であったことは一目瞭然です。

圧巻としか言いようのない光景で、高い天井にもビザンツ様式の絵が一面に描かれていますので、終始上を見続けることになり、首が痛めますが、見ても見ても飽き足らない素晴らしい芸術がそこにはありました。

 

ちなみにサンマルコ寺院に入るには長蛇の列に並ばないといけないイメージがありますが、平日食事時に行くと意外とすんなり入れます(少しは並びますが)。バジリカだけの入場料は3ユーロです。

 

ぜひ訪れてみてください。

 

海よ〜俺の海よ〜。in カオルレ。

Caorle という町は、ヴェネツィア本島から見て、北側に位置する町です。

漁師さんが多くいる町で、新鮮な魚介類を食べることができます。

町並みも海の町らしく、開けた感じで少し陽気な感じを覚えますし、砂浜もありますので、多くのイタリア人が水浴びや日光浴で楽しんでいました。

家々の間に吊り下がっているのは、rete da pesca(レーテダぺスカ)という魚の網の小さいものに色をつけて町の飾りにしたものです。

Duomo di Caorle 

1000年代に建てられたduomo di Caorle はロマネスク様式で建設されていて、中に入ると、眩しく暑い日差しがさんさんと降り注ぐ外とは違って、ひんやりとした空気が流れています。

カオルレ自体はシチリアサルデーニャと比べると割と安く楽しめる海辺ですので、一般庶民としてはけっこう居やすく感じられる場所かなと思います。

興味がある方はぜひ。

 

目には目を、蚊には…。

目には目を、歯には歯を。

蚊には…ラケットを。

この漂うラスボス感…感じますでしょうか。

イタリアはいよいよ夏が始まるような暑さなのですが、それとともに蚊が活発に動き始めました。

そんな時、こちらでよく使われているもの、

それがこの電撃ラケットなのです。

日本では見たことなかったんですが、イタリアでは一般的なもののようです。

 

なんと言っても、これで蚊に触れると、というか何かに触れると、バチバチバチッという音とともに、光が走り、蚊はお陀仏。

初めは割と衝撃的な光景でした。蚊にしてみれば感電死な訳で、よく考えたら残酷か…?

 

まあ、そうは言っても蚊が耳元でプ〜ンと飛び回っていると夜眠れないのも事実。

 

蚊さん、ここの家には近づかないでくださいね。

駄菓子屋のグミ。

今週のお題「好きなグミ」

幼い頃、よく行っていた駄菓子屋さん。

田舎駅のキオスクくらいの広さしかないその駄菓子屋さんはほとんどが10円から30円くらいで買えて、親からもらったお駄賃を握りしめて、よく遊びに行っていました。

その中でも好きだったのが

ヒモQ !!! 

もう生産が終了したというニュースを聞いたときはすごく悲しかったですね…。

ヒモQのあのちょうどいい食感とコーラ味なんだかソーダ味なんだかわからないあの味…。

 

そして…

アンパンマングミ!!!

これは今でも売っているんでしょうか?

アンパンマンドキンちゃんなどの形のグミが六つくらい入っているやつです。

オブラートで後ろ側がカバーされているんですけど、このオブラートがまたいいんですよね。

食べた後に、アンパンマン達が入ってたプラスチックの型に水を流し込んで凍らせるのも、楽しみのひとつでした。

 

最後に、

もぎもぎフルーツ!!!

あれ考えた人天才じゃないでしょうか…

あの遊び心溢れる形、アイデア

素晴らしいですよね。

 

どれも懐かしい味です。本当に。

 

親と買い物に行って、お菓子一個まで買っていいよルールの中で、どれにしようか悩んだ懐かしい記憶がよみがえります。

ヴェネツィアで一呼吸。

ヴェネツィア、ここには世界中から多くの旅行客が集まります。

 

どこを見ても人、人、人…

とくにサンマルコ広場は大変なことになってますよね。

 

そんなヴェネツィアで自分のお気に入りの場所をご紹介。

そう公園です。

giardini papadopoli

 

パパドポリ公園は駅から徒歩3分くらいで着くところにあります。

Giardini (庭)なので、多くの木々や花が植えられており、庭の中心部には小さな噴水が設けられ、暑い時期でも涼しげな空気が流れています。

遊具もあります。

木陰があるおかげで、直射日光にさらされる街中とは違いますし、ここのベンチでお昼休憩をとると、水の流れる音や鳥達の声、木々が風に揺れる音などを聞けるので本当に癒されます。

 

ヴェネツィアで人混みに疲れた、歩き疲れたという方はここで一呼吸してみてはいかがでしょうか。

 

 

ゲットー。in ヴェネツィア。

 

ここがゲットーの入り口です。

ヴェネツィア本島の北部カナレッジョ地区にあり、サンタルチア駅からそう遠くないところにあります。

ここをくぐると、普段のヴェネツィアとは少し違う雰囲気を感じます。

入り口付近の路地は狭く、印象的な色合いの絵のアトリエがいくつかあり、シナゴーグやレストラン、ユダヤ人街の歴史博物館などがあります。

Ghetto vecchio

Ghetto nuovo 

このユダヤ人街はヨーロッパで一番目のゲットーとして知られています。ゲットーは二つに分かれており、古いほうはとても狭く昔のユダヤ人の生活環境を思わせるものがあります。一方、新しい地区は広く、比較的落ち着いた雰囲気で、サンマルコ広場の喧騒とは違った空気感がありました。

ところどころヘブライ語表記があったり、ユダヤ教の民族衣装の一つ、丸い形の黒い帽子キッパをかぶっている方も見られます。

 

ヴェネツィアの華やかな文化とは違った空気感を持つ場所ですので、ユダヤ人街の歴史を知りたい方はぜひ訪れてみてください。

 

スクロヴェーニ礼拝堂。in パドヴァ。

奥に見えるのが、スクロヴェーニ礼拝堂でございます。

ようやく見ることができました、ジョットの絵が一面に描かれていることで有名なこの礼拝堂を!

ご覧くださいませ。

なんと美しい…この青。写真ではなかなかよくわからないと思いますが、すごく鮮やかな青なのです。

スクロヴェーニ礼拝堂は一回の鑑賞に時間制限と人数制限があり、15分くらいしか見ることができないのですが、礼拝堂に入る前に、この礼拝堂の修理の記録を、ビデオで見ることができます。そこでは環境による湿度やたくさんの観光客が出入りしたことによる空気汚染がこの礼拝堂のフレスコ画にダメージを与えたこと、またその汚染から元に戻すための修復などが語られています。

彼らの修復作業と保存のおかげで今もこうして見ることができるんですね。本当に感謝。

ちなみに壁に描かれたこの八芒星。神様は7日かけて天地を創造したと聖書で言われていますが、そこからその7を超える8には永遠を意味することがあったようです。

また、礼拝堂の側面の壁に2段になってキリストの生誕から十字架、復活まで描かれているのですが、手前左側面上段から時計回りにぐるっと一周して、今度は下段をぐるっと一周するように、物語が進んでいきます。

 

一回の鑑賞、15分。料金14ユーロです。

ぜひ一度見に行ってみてください。