Risaia a Pavia (パヴィアの田園)
イタリアの8月15日と言えば、国民の祝日。
Ferragosto ( フェッラゴスト) と呼ばれています。
この日はだいたいのイタリア企業はお休みなので、家族でピクニックやバーベキュー、花火をしたり、山や海などの避暑地にいったりして過ごすんだそうです。
もともとの起源はローマ帝国まで遡るのですが、初代ローマ皇帝アウグストゥスが始めたと言われています。
Ferragosto はラテン語のFeriae Augusti 、直訳するとアウグストゥスの休日。ここから変化して今の呼び方になりました。この時期はちょうど農業労働者にとって仕事の終わりの時期であり、そのお祝いとして、ばらばらの日に祝日をとっていたそうなんです。そのばらばらの休みをひとつにまとめたのがアウグストゥスでした。またこの時期に、労働雇用者側からボーナスをもらうこともあったんだとか。
なかなか粋な計らいをするなと思うんですが、紀元前まで遡る祝日が今もイタリアに色濃く残っているというのがなかなか興味深いなと感じます。
日本のお盆のように家族集まって過ごす一日。
のんびりとした素敵な一日を過ごせたらいいなと思います。