イタリアの医療制度は複雑でまだよくわかっていないのですが、分かっている部分だけここに残しておこうと思います。
まずはイタリアで医療サービスを受けるには
TESSERA SANITARIA(テッセラ サニタリア)
が必要です。
これがないと先には進みません。なのでまずこれを手に入れるための手続きがあります。
- MUNICIPIO(ムニチーピオ)という市役所にいき住民登録を行う
- QUESTURA(クエストゥーラ)という警察署のひとつに行き、外国人の居住(PERMESSO DI SOGGIORNO ペルメッソディソッジョルノ)に関する手続きをする。これがないと非EU市民は90日以上滞在できません。
- QUESTURAからひとまずぺらぺらの紙のPERMESSO DI SOGGIORNOをもらう。ここにCODICE FISCALE(コーディチェフィスカーレ 個人を識別する税金に関する番号です。)が載っています。
- しばらく待つ、待つ、ま…(せかす必要あり)
- MUNICIPIOから住民登録完了の書類を受け取る
- ULSS(ウルス)公的な医療福祉サービス機関で、ここでTESSERA SANITARIAの申請をする。かつ、仮のtessera sanitaria をもらう。
ここでようやく医療機関にかかることができます。
できますがまずかかりつけ医(MEDICO DI BASE)を決める必要があります。
なぜかというとイタリアは専門医にかかるにはまず第一歩目にかかりつけ医に簡単な紹介状みたいなものを発行してもらう必要があるからです。
Portale sanità と検索すると医療情報を調べることができます。
ここで自分の地域にいるかかりつけ医を探し、受け入れ患者に空きがあれば申し込みすることができます。
受け入れ可能人数もここで見ることができるのですが、人気な先生は空きがほとんどないのに対して、不評な先生はかなり空きがあります。割とわかりやすい…。ですが、やはり近所の人はかかりつけ医の情報をもっていますから、選ぶなら評判を聞いてから決めたほうがいいでしょう。自分の場合はありがたいことに相方が職場の人間にいろいろ聞いてくれたので、決めることができました。
以上が今わかっている医療制度です。
また新しくわかったことがあれば書いていこうと思います。