たんたんと。ITALIA。

イタリアでのあれこれ、興味あるものを淡々と綴ります。国際結婚のリアルな心情も。

過酷な山のレース in 北イタリア

北イタリアヴェネト州ベッルーノ県ラステという場所でマラソン大会に参加してきました。

大会名はMarcia Luigi Barbana 

内容としては1400mくらいの標高からスタートし、1870m くらいまで登って、また下る、総距離8km 、標高差470m の大会。

自分、日本にいた頃はフルも出たことあるし、定期的にハーフとかも出てた時期があったので、

"まぁまぁ8km かー、いけるでしょ"

なんて思ってたんです。……甘すぎましたね。

今までのレースで一二を争うくらい辛かった!トレイルランってこんな大変なんですね、やってる人尊敬します。

まず傾斜が半端じゃない。スタートからずっと山の登りを行くんですけど、山道なので道が平らではないし、滑りやすいから、そこで体力を使う。

もはや走れず、早歩きで登っていきました。あと、トレッキングポールを持って参加したんですけど、ほんと大正解。

最初の休憩ポイントで、なぜかの温かい甘い紅茶、ビスケット。なぜこの暑い日に、温かいお茶?

そして、途中から木々がなくなったため、直射日光の中、急傾斜を登っていき、途中から身体の異変を感じ始めて、熱中症レベル1 になっていることに気がつきました。

ですが、近くに日陰もないし、周囲は野放しにされている牛さんの落とし物で、座り込むこともできないし、もう気力で、頂上の休憩ポイントまで行きました。

休憩ポイントのすぐ横に小さな沼があるんですけど、たくさんの牛さん!ビスケットやレモンの輪切りやら飲食物が置いてある机のすぐそばにこの光景は、なかなか衝撃を受けました。すごいな、ここの国民は…。衛生観は何処へ。

ですが、ここである程度回復しまして、あとはずっと下りの道を歩いて行きました。

無事に到着できて、本当によかった。正直言って吐き気が酷くてどうしようかと思ってました。実際参加者の中に、ゴール早々吐いて、救急車に連れていかれた方もいたようです。

自分にとっては地獄のレースでしたが、レース終了後の達成感は格別ですね。

ハンバーグとポレンタ

また機会があれば、違う大会にも出たいなと思います。あ、ちなみに参加賞は時計でした。